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事例研究 クロネコのマネジメント(2)-創業期の戦略と戦術

“全国どこでも翌日配達!”これは、単純ですが、強力なワードです。オンリーワン企業は、ひとつの

テーマを掘り下げていくので、競合企業との距離がますます開き、圧倒的な強い会社になります。ぶれ

ない企業-これがオンリーワン企業なんですね。

 

しかし、事業テーマが決定しても、実現するにあたり様々な課題が出てきます。経営戦略とは成長・

存続を妨げる大きなの事を言います。経営戦略は、下記経営戦略要因方程式で展開します。

経営戦略=市場戦略×組織戦略×資源戦略×社風戦略

クロネコさんの創業期の課題は市場戦略にありました。

市場戦略は下記事業モデル特性要因方程式で展開します。

顧客ニーズ特性×業態特性×商品特性

市場戦略については、すでに学習しているので下記を確認してください。

事業承継をする後継者が学ぶべき智慧(4)-市場戦略

クロネコさんは上記業態において大きな問題を孕んでいました。個人宅配事業は、業態に特性がありま

す。

BtoBの運送事業は、同じ場所の間を大量の荷物を運んで行き来するという特徴がありますが、

個人宅配事業は、様々な個人と個人の間で少量の荷物を運ぶという真逆の特徴があります。

とりわけ悩ましいのが“集荷”。目標としている郵便小包には、郵便局という協力な集荷拠点があります

が当時、コンビニもないので集荷には苦労をしたようです。荷物が集まらなければ、そもそも始まらな

いですよね。このように当時の戦略的課題は、集荷業態をどのようにして解決するのかという事でし

た。

そして戦略的課題を具体的に解決する手立てを考えなければなりませんが、これを戦術と言います。

戦術は戦略を解決する具体策として定義します。

しかし、これを米屋と酒屋に焦点を絞り、取次店契約を次々と増やしていったのです。

当時、米屋と酒屋は主婦が日常的に行く場所でしたので郵便局よりも便利。

そして米屋や酒屋も荷物を取り次ぐだけでなく、ついでにお買いものもしていただけるということで

喜んでいたようです。このように米屋と酒屋と取次契約を行うという戦術で荷物をどうして集めるかと

いう戦略的課題を解決したのです。

 

 

 

 

 

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