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事例研究 クロネコのマネジメント(9)-成熟期の戦略・戦術

クロネコの戦略・戦術について創業期以降、時間の経過とともに戦略・戦術が変化する様を説明していますが、成長気も遂に曲がり角を迎えます。

Eコマースの普及は宅配業界に神風をもたらしたものの、あらたな課題が出てきたのです。労働人口の減少と意識の変化です。

労働人口の減少は、ドライバー確保に大きなマイナス影響を与えますが、それだけでなく、何も無理して頑張る必要がないという意識の若者が増えているということが、併せて大きなインパクトを与えているのです。

昨年、残業不払いが新聞紙上に大きく取り上げられましたが、今までは通用していたのでしょうが、明確にノーサインが出されたのです。

Eコマースの普及によりドライバーの労働強化が厳しくなり、その副作用が出たのでしょう。

マスコミの影響力は大きく、ドライバーの採用は非常に厳しくなっていると思います。もちろん、これは、クロネコだけでなく日本全体が抱えている悩みとも言えます。

仕事はあるのに、人がいない!だからドライバーの働かせ方を改革することで、定着化させ、ドライバー人数を増やす必要がある。

ここでの戦略は、働きやすい職場にすることで、ドライバーの応募を増やすということです。具体的な戦術として荷物の指定時間帯の削減と統合があげられます。これは、画期的な意味を持っています。顧客の利便性を犠牲にしてでも労働者を重視するという過去にない画期的転換なのです。

また、配達方法を多様化させることも重要な戦術です。帰宅途中の駅ロッカーで受け取ったり、自宅自覚のコンビニで受け取ったるする方法を導入して何回も自宅に訪問するというロスを防ぐことができます。

そして、もう一つの戦術はアマゾンはじめEコマース業者の配達請負数に上限を設定しドライバーの負担を緩和することです。

これらの戦略・戦術は、まさに今取り組んでいる事柄で今後の成果が楽しみです。

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