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事例研究 クロネコのマネジメント(10)ー 成熟期の計数管理

前回、成熟期の戦略的課題はドライバーに働きやすい労働環境を提供することにあると説明しました。

計数管理のゴール(ターゲット計数)は、退職者数の減少です。

戦術として、まず、駅ロッカーやコンビニ受け取りができるようにクロネコメンバーズに加入していただく。目標数字(トリガー計数)は、クロネコメンバーズの会員数を増加させることになりますね。駅ロッカーやコンビニ受け取りを利用していただくだけでも、ドライバー負担は軽減されますよね。お客様が利用しゆすいように、駅ロッカーと受け取り可能なコンビニ店舗を増やすことも目標計数(トリガー計数)になりますね。コンビニや駅ロッカーで受け取る方が増えれば、ドライバーの配達時間がその分削減され負担は軽減されます。この効果は大きいと思いますね。

次に、指定配達時間帯の削減と統合で、ランチや夜ごはんをしっかりとっていただき、休憩していただくこと。これはドライバーの満足度の話なので目標計数はありません。

それとEコマース事業者への取組です(戦術)。配達数量の上限と配達料金の引き上げです。Eコマース事業者は、ボリュームにものを言わせて相見積で配達料金を引き下げてきました。その結果、業績が低迷し、忙しいのに利益が出ない。だからドライバーの残業不払いが生じたのです。

営業部門は配達料金の引き上げと数量の上限規制の交渉に昨年度より入っています。急に改善はできないでしょうが、配達事業者が佐川と日本郵便しかない現在、Eコマース事業者も承認せざるをえないでしょう。

計数管理としては、配達料金と数量上限設定の承認率で営業の各担当者を評価することになるでしょう。承認率がトリガー計数で、その結果、売上高総利益率(ターゲット計数)が改善されるということになるわけです。

 

 

 

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